念力 商品
念力とは、直接手を触れず、また機械なども使用しないで「念じることによって物体を動かす能力」のことです。念動力やサイコキネシス、テレキネシスとも呼ばれます。
有名なものではスプーン曲げがあり、日本で起こった超能力ブームは念力を中心としたものでした。
また、念力には自分の体を浮かばせる空中浮遊や、瞬間移動を行うテレポーテーション、念じたイメージを写真に写す念写も含まれます。
これらの能力を使う人には、熱放射線や気、オーラなどの目には見えないものを発していると仮説が立てられていますが、いずれも証明されていません。
また、念力による動かし方には2つのタイプがあるとされており、自分の念を対象物に送り込んで動かすタイプ(テレキネシス)と、
念じることによってなんらかの物理エネルギーを放出し、それによって対象物を動かすタイプ(サイコキネシス)があると言われています。
- 惜しい! 佳作になる可能性もあったのに
- その頃少し流行ったテレビのギャクなどを安易に入れた映画が、年月を経ると単なる珍品としてしか観てもらえないのは、可笑しさが通じなくなるからではない。そこを通して、その場限りのプログラムピクチャーで構わないというお手軽な製作姿勢がプンプンと匂ってしまうからだ。伊東四郎の銭型警部がそのへん損な役割になっている。目黒裕樹(後にも先にもこれだけ柄に合った実写ルパンは考えられない)、田中邦衛の次元(軽く演じるときのこの人の良さが発揮されている)江崎英子の不二子(少しオーバーアクト気味で良い味)までがまずまずのキャストなだけに可哀想だ。
坪島監督はタイトルインとかミュージカル場面とか、ありゃりゃというところもあるにあるが冴えた演出も随所に見せて健闘している。音楽(佐藤勝)も非常にいい。それだけにプロデューサーなり監督なりが一言、ここはもうひとつカチっとまとめてみせようぜ!と志を示し、脚本ももう一捻りすれば、まずまずの佳作になった気がするのだ。生涯「作家の映画」を撮ることが無かった坪島監督、会社に最後まで見くびられていたような感じで気の毒でならない。東宝には「岡本喜八になれなかった男」「市川崑になれなかった男」が何人もいるのではないか。
- 今が再評価の時
- アニメで有名な『ルパン三世』を、名匠・坪島 孝監督が実写映画化。
『ルパン三世』は確かにアニメのイメージの強いが、この映画は逆に開き直った印象が強い。不二子の脱獄や宝石展のシーンではアニメでもやっていたが、坪島監督は編集・逆再生等の映像マジックで描いている。
坪島監督は、古澤憲吾監督と共に東宝クレージー映画の担い手として活躍。独自の映像演出とテンポは、谷 啓氏とのコンビ作や長尺の海外ロケものでは卓越した手腕を発揮した。またアクション映画の『蟻地獄作戦』・『国際秘密警察 火薬の樽』でも、クレージー映画調に描いている。
そのため古澤監督から伝授された空撮ショットや人見 明氏の起用に、脚本担当の『クレージー大作戦』や自作の『クレージーの怪盗ジバコ』の匂いが作品に漂う。
確かに、アニメと比較するとキツい部分はある。だが先の坪島監督の演出と岡本喜八監督作品等で定評がある佐藤 勝氏の音楽は、今でも見劣りはしない。
東宝クレージー映画をよく観た上で本作を観ると、意外な発見もあるだろう。そうした視点で、本作を観てほしいものだ。
【おまけ】ノークレジットで、特撮ファンにはニンマリものの俳優が出演している。ぜひ、お見逃しなく!
- ルパンとはこういうもの。
- ルパン三世はアニメが有名ですが、その実写映画のDVDです。
元々は漫画が原作ですが、これを読まれたことのある方は、そろそろ少数派になるのではないでしょうか。人物はそのままですが、絵は荒々しく、その黒さの中にもかっこよさがあるような作品です。軽さももちろん入っています。
ですから漫画のイメージは大体そのままで、ゴラク作として仕上がっていると感じます。
アニメのルパンは人を救う、心優しきヒーローかもしれませんが、ここではお調子者で洒落た本当にパリジャンのような怪盗が描かれています。その証拠に白い服で実にキザな様子です。
漫画のファンはおそらくそこに魅力を感じ、アニメのファンは優しい悪党に惹かれていたのでしょう。アニメも色々ありますがここでは現在のファンやアニメについて言っているつもりです。
フランス「ぽさ」をあらわしたものといえば赤塚不二夫先生の漫画「おそ松君」に出てくるフランス帰りの謎の紳士イヤミがルパンと双璧でしょうが、いやいや彼は自分のことをミーとか言っているのでとても信用できません。
戦後すぐであればフランス人は草むらからハンチング帽をかぶって出てきたものですが、それから数十年経つとこのような姿になるのですね。フランスに対するイメージを知る上でも興味深い一作です。
- 若い人には楽しめないと思う(ネタについていけなくて)
- 実にくだらない一本。全体的にだらだらとしていて途中で(飽きてしまった。ルパンの実写だっていうので期待して観たのだがホントに面白くない。
随所で時代を感じさせる映画だ。ばかばかしい演出も多い。
しかし、である。ルパンのアニメシーンをよく思い返してみると、この映画では実写という世界で実に上手くアニメの再現がなされているのだ。ルパンが不二子に一杯食わされるところとか銭形がやたら「ルパンルパン」と叫んでいるところとか…次元のしゃべり方なんてホントにそっくりで脱帽した。あとは盗み方の手口とか(旧ルでまさにそんな場面があった)コミカルを取り入れながら警察と追いかけっこしているところとかそっくりそのままに展開されていたように思う。
要するに―――ルパンは漫画とアニメの世界にあってナンボなキャラクターなのであって実際に存在しても面白くも何ともないのだ。特に原作でのあの独特の世界観は誰にも再現できないのだろう、たとえキャラの動きをそのまま似せたとしても。
- まさに珍作戦!
- 当時ヒッソリ公開されヒッソリ消えて行った珍作品!ユリ・ゲラ-に端を発した超能力ブームに乗ってタイトルに『念力』なんぞ付けちゃったあたりがイカしてます。後期クレイジー作品で腕を揮った坪島孝監督のお遊びが随所にちりばめられていてなかなか痛快ではありますが、ぜーんぜんルパン三世っぽくないんで、観る時はそれなりの覚悟が必要ですよ。キャスティングは銭形役の伊東四郎と次元役の田中邦衛がグッド!
不二子ちゃんはちょっとガックシ。でもまぁいいか、おもしろかったからね。
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